離婚時の家の財産分与はどんな条件で払う?事前に注意すべき点も解説!

「家の財産分与って妻に必ずあげるもの?」
「どういう条件の時に、あげるの?」
離婚の話し合いの中でも、特にもめやすいのが「家の財産分与」。
●ローンの有無
●売却or済み続ける
●慰謝料の有無
など、人によって前提条件が違います。
ここでは「財産分与を支払う条件」「事前に準備すべきこと」についてお話しします!
そもそも「財産分与」って必ず支払うものなの?
財産分与は法的拘束力はなく、基本的に”夫婦間の話し合い”で決まります。
ですが「財産分与は妻側の権利」として一般的に認められるもの。
そのため、妻側が請求すれば「なかったことに」できないのです。
どういう条件の時に、家の財産分与の対象になるの?
~家の財産分与を支払う必要がある場合~
・離婚の理由は関係なく支払う
・夫名義の持ち家でも支払う
・妻が専業主婦でも支払う
夫が払ってきた家であっても、財産分与で半額もらうのは『妻の権利』!
「俺が一生懸命払ってきた家なのに・・」という男性側からの愚痴が聞こえてきそうですが、『権利は権利』としてあるのです。
「住宅ローン」「家を売る/住み続ける」「慰謝料の有無」で財産分与の対象は変わる?

逆に言えば、ローンの残高が家の時価(今の値段)を超えてしまう場合は、財産分与の必要はありません。

家を売る・売らないに関係なく、今の家の価値(時価)を出して、その金額の半分を妻がもらえます。
慰謝料の相場は最大で300万円ですが、財産分与は『家の今の価値が2000万あるなら1000万もらえる』のです。

慰謝料と財産分与は別物!
今後の生活を考えるうえでも、まとまった貯金になるので安心。特にお子さんがいる方なら、教育資金として置いておくことができます。
ところが。
家の財産分与こそ、旦那側と”一番もめやすい”のを知っていますか?
旦那側は”払いたくない”と考えている人が多く、
●財産分与の話を“はぐらかす”
(たとえば:慰謝料しか払わない などと言う)
●家を相場より安く査定してもらい、財産分与を安く払う
ということが起こりやすいのです。
何度も言いますが、家を売る・売らないとは別に旦那側はお金を支払う必要があります。
家を売った金額を財産分与にあてるのかは、あくまで「旦那側」の問題。
妻側でも「今の家の価値いくらなのか」把握しておくことが大事!
決して事前準備なしに「旦那と話し合って決めよう」なんて思わないでください。
離婚を決めた旦那にとってあなたはほとんど他人。
できるだけ支払いを少なくしたい、そのためにうまいことを言って財産分与を最低限に済ませようとしますから。
財産分与をしっかりもらうことは妻側の権利です。

じゃあ、どうやって「今の家の価値」を調べればいいの?
個人的にオススメしたいのは、ネット上で不動産会社に依頼できる「無料査定サイト」を利用すること。
家に関するいくつかの質問に答えるだけで、家の査定結果を教えてもらえます。
▼▼実際に利用した人の口コミ▼▼

よくあるよね~不動産の無料査定がネットでできるって。なんか怪しいし裏がありそう・・
無料査定サイトって怪しい!?そのカラクリとは
こういう無料査定サイトには「複数の不動産会社」が登録していて、私たちが査定依頼すると査定結果を作成します。
不動産会社は「家を売ってもらいたい」という目的があるから無料にしています。

でも、家を売ることは考えてなくて査定結果だけ知りたいのに・・
査定結果だけ知りたい人が利用しても問題ないですし、実際そういう方がほとんどです。
そもそも”今すぐ売りたい人はごくわずか”であることも、不動産会社は知っています。
査定をタダでしてあげることで、”将来もし売るときに声をかけてもらう”ことを期待しているのです。
だから後でお金がかかることもないですし、今すぐ売る必要もまったくありません。

でも、査定をお願いしたら営業がしつこいんじゃないの?
そんなことはありません。
不動産会社の営業活動は宅地建物取引業法(通称「宅建法」)によって厳しく管理されており、しつこい勧誘行為は違法行為になります。
査定結果を出してもらった時に、「今すぐ売ることは考えていない」と伝えれば、それ以上はしつこく勧誘してきません。
査定結果はあなた宛てにメールで連絡が来るので、旦那にバレずに「今の家の価値」を調べられます。