【男性必見】協議離婚の流れ・手順|事前にやっておくべきことも紹介!
「協議離婚って聞くけど、他の離婚とどう違うの?」
離婚を決意したはいいものの、どうやって進めていけばよいのか不安な方も多いかと思います。
ここでは、
●協議離婚とは?
●離婚の流れや手続き
●離婚前にやるべきこと
についてご紹介します。
<協議離婚って何?>
協議離婚とは、本人同士で話し合い、合意ができたら離婚届を出して離婚するというもの。
離婚する日本人の9割が「協議離婚」です。時間も費用も少ないので、お互いの負担が軽いのが特徴。
話し合いで解決しない場合にはじめて、
●調停離婚(弁護士など、第三者に入ってもらう)
●裁判離婚
になりますが、極めてレアなケースです。
協議離婚の手順・進め方
~協議離婚の5つのステップ~
1.夫婦で話し合う
2.離婚の合意(お互い離婚することに納得)
3.離婚の条件の合意
・慰謝料/財産分与/養育費 ※お金のこと
・親権や面会交流 ※子供のこと
4.公正証書の作成(合意した内容を文章化)
5.離婚届の提出
1~5のプロセスを経て、協議離婚が成立します。
1~3の段階では弁護士に依頼する必要性はないですが、「4の公正証書の作成」は弁護士を利用する方が多いです(手続きがスムーズになるため)
※公正証書を弁護士に依頼すると「3~5万円」が相場
妻との話し合いの前に、準備しておいた方がいいこと
協議離婚の中でも、特に注意したいのが「お金」のこと。
男性側が妻に支払う義務があるのは、
●養育費
だけでなく
●慰謝料
●財産分与
があります。
特に厄介なのが「家の財産分与」で、まとまった金額を妻に支払う必要があります。
・夫婦が共同で築いていた財産を、離婚時に分けること。
・『今の家の価値(時価)』をお金に換算”して“半分の金額”を妻に払う義務があります。
※「夫名義の家」「妻が専業主婦」でも対象
※購入時の値段ではなく、時価
「家の時価」から「住宅ローンの残り」を引いた金額が「プラス」であれば、その半額を妻に払います。
※住宅ローンを妻と折半するわけではありません
また、「家を売る」「住み続ける」に関係なく、妻に財産分与を支払う必要があるのです。
ただし。
住宅ローンの残高の方が大きい(オーバーローン)状態であれば、財産分与は必要ありません。
いずれにしても「家の時価」を調べておかなければ、「財産分与が必要かどうか」判断できません。
家の時価がわかれば、
●財産分与がそもそも必要か調べられる(「家の時価」より「ローン残高」が大きければ支払う必要なし)
だけでなく、
●「財産分与を払って最終的にいくら残るのか」がわかる
●『売る・住み続ける』どっちが得かの判断もできる
今は不動産会社に行かなくても、ネットで「簡易査定」ができるので忙しい方はそちらがオススメ。