不動産を早く確実に売るなら「専任媒介契約」よりも「一般媒介契約」が良い理由
宅建の資格を持つ管理人が、「不動産を売るベストな方法」についてお伝えします。
~目次~
1.「専任媒介」と「一般媒介」の簡単な違い
2.専任媒介にしたら、熱心に売ってくれる!?
3.一般媒介をオススメする理由
宅建の資格を持つ管理人が、「不動産を売るベストな方法」についてお伝えします。
~目次~
1.「専任媒介」と「一般媒介」の簡単な違い
2.専任媒介にしたら、熱心に売ってくれる!?
3.一般媒介をオススメする理由
手持ちの不動産、早く処分したい。でも安売りはしたくない。
不動産を売るなら不動産会社にお願いするのが一番ですが、頼み方を誤ってしまうと「ずっと売れない」ということが起こりがち。
ネットの情報を見ると「専任媒介の方がいい」という情報がいくつか見られますが・・
「早く売れる先を探す」という視点から考えると、『一般媒介契約』の方がはるかにオススメ。
●「専任媒介」と「一般媒介」の簡単な違い
●なぜ「一般媒介」の方がオススメなのか
について、お話しします!
専任媒介 | 一般媒介 | |
特徴 | 1社のみ契約 | 複数社と契約OK |
メリット |
熱心に販売してくれる 販売状況の報告有 |
多くの買い手の目に止まりやすい |
デメリット | 選ぶ不動産会社に左右される | 不動産会社の優先順位は低い |
~ちなみに~
専属選任媒介契約は、専任媒介契約と基本は同じですが「自分で買い手を見つけるのはNG」になります。
なるほど。どちらも一長一短あるんだね。
でも、売るんだったらどっちのメリットの方が大きいんだろう?
一見すると、専任媒介の方がしっかり売ってくれそうな感じがするかもしれませんが・・
理屈の上で行くと「専任媒介の方が熱心に売るからよさそう」と思いがち。
ですが。
ですが『理想と現実は違う』ケースが、圧倒的に多いのです。
①営業マンは基本的に忙しい
②「営業マンの熱量=成約しやすい」とは限らない
という2つの現実があります。
基本的に不動産業の人たちは「忙しい」ため、あなたの不動産だけを熱心に売るには限界があるのです。
売りたい物件を持っているのはあなただけではありません。
1件1件個別に営業を注力するほど、余裕がないのが現状です。
もちろん専任媒介は報告義務もありますが「おのずと限界がある」のがほとんどのケース。
もし仮に不動産会社の営業マンが熱心な人であっても、「成約にすぐつながる」わけではありません。
なぜなら、営業マンがいくら熱心に薦めても、結局「買主の納得いく条件」をクリアしなければ買わないからです。
営業マンのトークや熱量でどうにかできるものではありません。
電化製品のように「信頼できる店員さんが薦めるから買う」のとは”性質がまったく異なる”ことをご理解ください。
大事なのは「営業マンの熱量」よりも、「いかに多くの人にあなたの物件の存在を知ってもらうか」。
あなたの不動産を「できるだけ早く売りたい」のであれば、「一人でも多くの顧客にあなたの物件を知ってもらう」こと。
そのためには、複数の不動産会社と「一般媒介契約」を結ぶ必要があります。
さらに掘り下げると「大手・地元の不動産会社をそれぞれ最低1社ずつ」一般媒介契約すること。
どうして?
大手と地元の不動産会社では、「得意とする顧客ターゲット」が違うからです。
<大手不動産会社が得意>
不動産会社が直接抱えている顧客に知らせる
<地元の不動産会社が得意>
ハウスメーカーなど、独自の『地元ネットワーク経由』で顧客に知らせる
<どちらも得意>
ネットの広告媒体「SUUMOやアットホーム」などに登録し、顧客に知らせる
大手と地元を組み合わせて依頼することで、たくさんのお客さんにあなたの不動産を知ってもらえる機会が増えるのです。
なるほど・・どうやって大手と地元の不動産会社を探せばいいの?
一般媒介契約が良いといっても、一つ一つの不動産会社を探すのも交渉するのも大変なもの。
大手と地元の不動産会社にお願いするなら、「簡易査定サービス」を使うのがオススメ。
簡易査定サービスとは、ネット経由で複数の不動産会社に査定を依頼してくれる便利なサービス。
とりあえず査定を大手・地元工務店にお願いして、査定価格に納得できれば一般媒介契約を結べばよいのです。
※いきなり業者が家に来ることはありません。ネットで査定してもらえます。
特に「イエウール」というサイトなら、「自分で査定をお願いする業者を選べる」ので安心。
「イエウール」は必要項目を入力したあとに、依頼する不動産会社をこちらで選択できます。
そこで大手と地元の不動産会社を最低1社ずつ選べば完了。
下手な一括査定サイトにすると、こちらの要望とは関係なくたくさんの業者に査定をお願いするみたい・・
イエウールを使っても査定費用はかかりませんし、売却時期が決まってなくてもとりあえず査定依頼ができちゃいます。